
実はけっこう稼げる!施設警備の仕事
意外かもしれませんが、施設警備の仕事で稼ぐことはできるんです。
年収で500万円も夢ではありません。
しかも、一部の限られた人だけができるような、頭が良くて特別な資格をとるとか、リーダーシップがあって出世をするとか、そういうものでもありません。
ただ長い時間働けばよいのです。
正社員か契約社員などかによって色々と変わるのですが、乱暴でもざっくり言ってしまうと、施設警備員の時給は1000円ちょっとです。
そこに、各種手当(残業・夜勤・資格・役職など)がつくイメージです。
これを聞いて少ないと思う人も多いのではないでしょうか。
まあ、実際に少ないのですが、これでも月給にするとそれなりの金額になるのです。
あくまで、自分の働いている警備会社のお給料です。ただ他の会社も大きくは変わらないそうです。
例えば、※当務 1回で仮眠・休憩時間が7時間とすると、17時間働くことになります。日給では1万7千円です。
※当務 ― 当番勤務。24時間拘束勤務
それを月の半分の15当務働くと、15×17,000で255,000円、それに各種手当を加えて、月収はだいたい28万円弱になります。
もし月に20当務働けば、20×17,000円で340,000円、手当を入れれば38万円ほどとなり、年収はボーナスを入れて、約500万円になります。
施設警備の年収イメージ
当務 | 手当 | 月収 | ボーナスなど | 年収 |
12 | 10,000 | 220,000 | 200,000 | 2,800,000 |
15 | 20,000 | 280,000 | 250,000 | 3,600,000 |
20 | 40,000 | 380,000 | 350,000 | 4,900,000 |
ひと月の当務数が増えると、その分残業手当が増えるので、働けば働くほど、お給料は増えるようになっています。
その他に、役職が上がれば時給も上がりますし、ボーナスもあがるので、年収500万円以上も目指すことができます。
ご家族やお子さんがいる施設警備員の中には、長時間の勤務をして、一般企業で勤めるのと、変わらないほどの給料をもらっている人もいます。
このように、施設警備員は時給こそ少ないですが、長時間働くことによって、それなりのお給料を稼ぐことができる職業なのです。

ちなみに僕はだいたい月に13当務働いて、年収は310万円だよ
で、実際問題、月20当務ってどうなの?
月20当務ほど働けば、年収も500万円といいましたが、実際問題これはかなり大変です。
現場によっては、年収500万円どころか600万円に到達した猛者もいるそうなので、体力に自信のある人ならいけるかと思いますが、私には無理です。
いくら警備員がストレスがなくて楽な仕事だといっても、あまりにも勤務を入れ過ぎると当然体は疲れてきます。
体が疲れてくれば、イライラしたり、情緒不安定になってくるものです。

肉体的な疲れと寝不足は、警備員の精神をむしばんでくるんだ
自分も、インフルエンザが流行した時に、他の人のカバーのため、ハードな勤務をしたときは、かなりつらい思いをしました。
施設警備員といえども、さすがに楽して大金を稼ぐことはできないので、そこは注意が必要です。
やっぱりそれなりに稼ごうと思うと、それなりに大変です。
世の中は、うまくできているんだなあ、と妙に納得しています。
施設警備員の給料システムのメリットとデメリット
施設警備のお給料のシステムの、メリットとデメリットをまとめました。
メリット:働き方が選べる
施設警備員はガンガン稼ごうと思えば稼げますし、ゆっくり働こうと思えばゆっくり働くこともできます。
普段は無理なく働いて、欲しいものがあるとか、急な出費があるとかの時は、がっつり働く、というようなこともできます。
また、空いた時間に副業をしたり、アルバイトをしている人もいます。
このように、施設警備員は働き方の選択肢が豊富な職業です。
デメリット:給料があがらない
施設警備員の良いことだけを書いてきましたが、もちろんデメリットもあります。
それは、給料がほとんどあがらないことです。
入社1年目でも、ベテランでもお給料はそこまで変わりません。
月に何回勤務をしたか、ということが一番重要なお給料システムなのです。
これはベテランも新人も同じような仕事をするので、しょうがない部分もあります。
一般企業に勤める友人が、年功序列でどんどん給料があがっていくのに、自分はあがらない、というのは悲しいものがあるかもしれません。
また、ご家族のいる方は、お子さんが大きくなってお金がかかるようになると大変かもしれません。
ですので、
・バリバリ働いて、成長したい!ゆくゆくは出世して大金を稼ぎたい!
と考えている人は、施設警備員はやめておいた方が良いと思います。
もちろん、やる気を見せて実力を認められれば、現場から本社勤務になることもありますが、それを目標に働くのは、かなりリスキーだと思います。
給料が上がらないのは悲しいですが、逆に言うと、新しく始める人にとっては、いきなりベテランと同じくらい給料がもらえるので、ラッキーなシステムとも言えます。
まとめ
施設警備で、ガンガン稼ぐことはできます!
体力のある人は、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。
ただ、一気にたくさん稼いでも、体や心を壊して仕事を中断してしまうと、結局お金は貯まらないです。(体験談)
施設警備員は長く続けられる仕事ですので、収入は少なくてもコツコツと続けていくことで、お金を貯めるという戦法が自分的にはおすすめです。

同僚に警備一筋で3千万円貯めてる人がいるよ!うだつのあがらない警備のおっさんも、実はそこそこお金持ちかもしれないんだ
施設警備で稼ぐことはできますが、体力的になかなか大変です。
施設警備員になる人は、楽な仕事を求めてこの業界に入った人が多いので、やはり世間のイメージ通り、ほとんどの人は低収入で、コツコツ働いているのが実態です。
私も施設警備(某大学)をしている53歳です。まったく、ほぼ100%同感です。楽しく読ませて頂きました。
まだまだ子供も小学生、家のローンも80歳まで、現在、当務明けにバイトしています。でもまだまだ暇な時間(各門での守衛)ほぼ座っているだけ。で何か仕事ができないか探しています。スマホやPCを使った仕事を。そんな(在宅のような)知り合いいませんか?
警備になるとき過去を調べられると聞いたのですが、自己申告だけてはないのでしょうか?
過去は別に変なことはないのですが…
現役警備の人にお聞きしたいです。
どうでしょうか?
最近、コロナの影響か、警備員になりたい人が激増しているらしいです。
つい最近まで、誰でもなれる職業だったのですが、変わりつつありますので、ある程度しっかり面接に臨んだ方がいいかもしれません。
私の時は、面接からの即日入社決定でしたので、調査はなかったとおもいます。